スイスのフットボール専門調査機関『CIES Football Observatory(CIES)』は、今シーズンの主要リーグ優勝予想を行った。
2025-26シーズンのヨーロッパ各国のリーグ戦が続々と開幕した。世界最高峰の国内リーグであるイングランド・プレミアリーグでは王者リヴァプールが3連勝で首位に立ち、スペインのラ・リーガでは王者バルセロナやレアル・マドリーが好調の滑り出しを見せている。
そんな中、『CIES』では各国リーグの優勝予想を実施。『IMPECT』社のデータを基にしたスポーツ面、今夏の移籍市場での投資額などを基にした経済面、昨シーズンの選手のプレー時間やパフォーマンスを基にしたデモグラフィック面を統合して各クラブのリーグ優勝確率を算出した。
まず、イングランド・プレミアリーグでは、王者リヴァプールが優勝の大本命で、優勝確率は28.9%。続けて3シーズン連続2位のアーセナルが18.8%、チェルシーが16.2%、マンチェスター・シティが14.4%で続いた。
スペイン・ラ・リーガでは、今シーズンも2強による争いになることが濃厚で、2シーズンぶりの優勝を目指すレアル・マドリーが40.6%で29.6%の王者バルセロナを引き離している。2強に続くのがアトレティコ・マドリーで22.1%だった。
イタリア・セリエAでは、昨シーズンに最終節にまでもつれ込む優勝争いで敗れたインテルが優勝確率25.6%でトップ。ユヴェントス(18.2%)、王者ナポリ(17.4%)、ローマ(13.3%)、ミラン(11.3%)と5クラブの優勝確率が二桁以上と他リーグよりも混戦になりそうだ。
多くの日本人選手の所属するドイツ・ブンデスリーガでは、王者バイエルン・ミュンヘンが61.4%の優勝確率で他クラブを圧倒。続くドルトムント、レヴァークーゼン、シュトゥットガルトは10%にも満たない優勝確率となった。
ドイツ以上に一強体制なのがフランス・リーグ・アン。今シーズンもパリ・サンジェルマンが優勝の大本命で、優勝確率は73.0%。モナコやマルセイユはそれぞれ、7.7%と5.9%となり、リールやリヨンに至っては5%未満の優勝確率と算出された。
