日本代表のMF堂安律がドイツとの激闘から一夜明け、24日にオンライン取材に応じた。
日本代表では定位置を失っている状況でカタール・ワールドカップ本大会を迎えた堂安。23日に行われた初戦のドイツ戦でもベンチスタートに。しかし、1点ビハインドの71分から出場すると、その4分後に同点弾を奪う。その後、浅野拓磨が逆転ゴールを挙げ、2-1の勝利を手にした。
自身について「メンタルは強くない」と自覚する堂安だが、この最高の舞台で結果を残すことができた要因について「勘違いをすること」と明かす。
「壁に当たって難しい状況のときでさえ、ワールドカップで点を取ると思いこんでいました。絶不調で先が見えていないときでも、勝手なイメージや想像は忘れていなかったので。ある意味恵まれていた性格だなと思っています。壁に当たっても、その瞬間のために前を向いてやれたので、この性格には感謝したいですね」
また、メンタルについての考え方も告白。「逆にメンタル強い人って世の中にいるのかな」と考える堂安はこう続ける。
「逆境のときに跳ね返せる人をメンタル強いというのなら、メンタル強い人はたくさんいると思います。ただ、最初から何も恐れず立ち向かえる人はいないと思うので。という意味で自分は強くないです。ただ、何かあったとき、あいつ終わったなと思われたときが自分の本当の実力の見せ所だなと思っています」
