FBL-AWARD-BALLON D'OR-2025AFP

紆余曲折を経てバロンドール受賞のデンベレ、スピーチでは涙「キャリアで色々なことがあった。すべてのクラブに感謝したい」

バロンドールを受賞したパリ・サンジェルマンのFWウスマン・デンベレが感謝を述べた。

デンベレは昨季のチャンピオンズリーグで8得点6アシストを記録し、クラブの初優勝に貢献。また、国内でも3冠を達成し、バロンドールという世界最高の栄誉を手にした。デンベレは「今起こったことは特別なこと。言葉がないよ」とスピーチで語る。

「キャリアでも色々なことがあった…このトロフィーを獲得し、サッカー界のレジェンドであるロナウジーニョから受け取れたことは本当に特別なことだ。キャリアで成し遂げてきたことすべてを誇りに思う。そしてまず、2023年に僕を探しに来てくれたパリ・サンジェルマンに感謝したい。彼らは本当に素晴らしいファミリーだ」

「彼らは初日から素晴らしい対応をしてくれた。常に連絡を取り合っているナセル(アル=ケライフィ)会長も特別な存在で、まるで父親のようだ。スタッフ全員にも感謝したい。ルイス・エンリケ監督も僕にとって父親のような存在で、キャリアを通して、そしてまだ終わっていないにもかかわらず、本当に大切な存在だ。チームメイトにも感謝したい」

「今年は素晴らしい一年だった。特に2024-2025シーズンは、ほぼすべてを勝ち取ることができた。良い時も悪い時も皆さんに支えていただき、チームとしてすべてのトロフィーを獲得するために、チームとしてのレベルアップに努めた。僕にとってこの個人トロフィーは、まさにチーム全員で勝ち取ったもの。ボルシア・ドルトムントや、僕がほぼすべてを学んだ育成クラブであるスタッド・レンヌなど、これまでプレーしてきたすべてのクラブに感謝したいと思う」

「プレーすることを夢見ていたクラブ、FCバルセロナもまた、特別なクラブだった。アンドレス・イニエスタやリオネル・メッシといった偉大な選手たちと共に、長年学び続けてきたこのクラブは、まさに特別なものだった。バロンドールは僕のキャリアにおける真の目標ではなかったが、それでも幸せだ。受賞リストを見ると、偉大なレジェンド、偉大な選手しかいないことがわかるからね」

また、最後にはデンベレは涙を流しながら、「家族、特に母に感謝したい。彼らはいつも僕を支えてくれ、困難な時にも支えてくれた。そして、いつも僕を信じてくれた代理人(ムサ・シソコ)にも感謝している。彼はいつか僕がバロンドールを獲得すると言ってくれた。彼はいつも僕を支え、信じ、励ましてくれた。これからも一緒にいたい」

広告