20221018 Daniel SchmidtGetty Images

日本代表GKシュミット、苦戦必須のグループEも「日本サッカーの進化を世界に示すチャンス」

日本代表GKシュミット・ダニエルがドイツ版『EUROSPORT』のインタビューに応じ、カタール・ワールドカップ(W杯)への意気込みや23日に控えるグループステージ初戦のドイツ戦について語った。

『EUROSPORT』は、シュミットを「ベルギーのトップリーグでベストのGKの1人」と紹介。197センチの長身を誇り、2019年からシント=トロイデンでプレーしていること、同クラブに所属する5人の日本人選手の1人であり、ベルント・ホッラーバッハ監督やアシスタントのマルクス・プフランツ氏、そしてGKコーチのデニス・ルーデル氏と複数のドイツ人から指導を受けていることなども紹介した。

そんなシュミットだが、カタールではドイツやスペイン、コスタリカと同居のグループについて「本当に難しいグループですね」と認めつつ、「ただ、ここからベスト16に勝ち上がれば、すでに偉大な業績を残したことになるしょう。僕らは日本のサッカーが進化を続けていることを世界に示すことを目指します。だから、このグループは自分たちにとって一つの大きなチャンスだと考えています」と語った。

続けて同選手は、日本の目標について「ベスト8を目指しています。今まではそれよりも前に敗退しましたので。例えば2018年はベスト16でベルギーに敗れました」とコメントすると、初戦の相手のドイツについても言及。「とても良いチームだと思います。たくさんのプレーヤーがレベルの高いリーグで、トップ級のチームでプレーしていますね。ドイツは優勝候補に入ると思いますが、今のところ、僕が考える本命はフランスです」と指摘している。

そして、自身が実際に日本のゴールマウスを守る可能性を問われたシュミットは「まだ決まっていません」と返答。相手PKを阻止したドイツ遠征でのエクアドル戦に触れ、「僕にもW杯でプレーするチャンスがあるかもしれませんね」と正守護神としての起用への期待を覗かせた。

■「ドイツ戦もチャンスはある」

またシュミットは、シント=トロイデンのドイツ人指揮官やコーチから「おそらくドイツが勝つと考えているでしょうけど、日本が勝つチャンスはあると話していました」と言われたとし、「自分もそう考えます。僕たちにはチャンスがある」と強調。「彼らからアドバイスは特にありませんでした。幸運を祈ってくれましたけどね」と続け、「何度かこの試合についてジョークを言い合うこともありましたね」とも振り返っている。

一方、マヌエル・ノイアーやマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ケヴィン・トラップなどドイツ代表GK陣について聞かれると、次のように語った。

「ドイツ人GKはいつも注意深く見ていますね。彼らのプレースタイル、一対一の場面でどうしているのか、どうクロスやフィードをキャッチしているのかなど。ブンデスリーガでプレーするドイツ人のGKも、バルセロナのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンもお手本にしています。それに10歳の頃に日韓W杯が開催され、その時オリヴァー・カーンのセーブを目にしました。彼は大会のベストプレーヤーでしたね」

なお、インタビュアーは“ドイツ人らしい”名前にも注目。それについてシュミットは「実際にドイツらしいのは名前だけなんですよ。父はアメリカ人で、僕もイリノイ州で生まれました。自分の家族のどの世代がドイツからアメリカへ移住したのか、確かなことは言えませんけど、祖父のいくつか前の世代だったと思います。なのですごく昔のことになりますね」と説明していた。

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