クリスタル・パレスは29日、スペイン代表FWジェレミ・ピノの獲得を発表した。
2019年にビジャレアル入りし、18歳でデビューのピノ。2021年にはスペイン代表デビューも飾り、その将来には大きな期待が寄せられてきた。2023年には膝靱帯断裂の重傷を負ったものの、その後に復帰して昨シーズンには公式戦35試合で4得点10アシストを記録し、チームの5位フィニッシュとチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。現在22歳のピノに強い関心を寄せていたのがクリスタル・パレス。今シーズンのカンファレンスリーグ出場権を獲得した同クラブは、今夏の移籍市場で主力のエベレチ・エゼがアーセナルに移籍した。補強が急務となる中、移籍市場閉幕前にビジャレアルとの取引を素早くまとめ、獲得に近づくと報じられてきた。
そして29日、クリスタル・パレスはピノの獲得を発表。両者は2030年夏までの5年契約を締結した。イギリス『スカイスポーツ』によると、移籍金は2100万ポンド(約42億円)に500万ポンド(約10億円)のボーナスが付帯する。
エゼが着用していた10番を背負うことも決まったピノはクラブの公式ウェブサイトで「とてもうれしい。プレミアリーグに来ること、クリスタル・パレスのような歴史のあるクラブに来ることが僕の夢だった。チームを助けられることを願っている」などとコメントした。
なお、ピノは31日に予定されるアストン・ヴィラとのアウェイゲームで新天地デビューを飾る可能性がある。





