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「命さえ危険にさらすタックル。なぜVARが必要だったんだ」パレス会長、マテタに対するファールに憤る

クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は、ジャン=フィリップ・マテタに対するタックルについて語った。

1日に行われたFAカップ5回戦で、ミルウォールに3-1で勝利したクリスタル・パレス。しかしこの試合の6分、ボールを追いかけたマテタの頭に飛び出したミルウォールGKリアム・ロバーツの足が直撃。VARレビューの結果ロバーツは一発退場となったが、マテタも酸素を吸入しながらピッチを後にし、そのまま病院へ運ばれている。

主審がVARの助言を受けるまでレッドカードを提示しなかったことも含め、現地では物議を醸す今回のシーン。パリッシュ会長は、この試合のハーフタイム中に『BBC』に対して以下のように憤りを見せた。

「フットボールは多くの感情が伴うものだ。だが、あのチャレンジについては話し合う必要がある。あんなチャレンジは、フットボールで見たことがない。30歳のGKが、ピッチ上では見られないような無謀なチャレンジをするなんて。あんなのは初めて見たよ」

「彼は自分自身をじっくりと見つめ直さなければならない。あのようなチャレンジで、同じプロ選手の命さえも危険にさらしているからだ。試合の残りについて話すのは難しいよ。JPが心配だし、あれは最悪のチャレンジだった。審判はなぜスクリーンに行く必要があったのか、私にはまったく分からない」

なおクリスタル・パレスはその後、マテタが左耳に重度の裂傷を負って25針の縫合手術を受けたとしつつ、無事に退院したことを報告。本人もSNSで「僕は元気だよ。すぐに復帰して、これまで以上に強くなりたい」と綴っている。

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