クロアチア主将MFルカ・モドリッチ(37)が、GKドミニク・リヴァコヴィッチ(27)に対してアドバイスした内容が大きな話題となっている。
FIFAはSNSを通じて、『ネットフリックス』のドキュメンタリー番組“キャプテンズ”の一部映像を公開。代表6チームのキャプテンを追うドキュメンタリーで主役の一人となったモドリッチは、カタール・ワールドカップで大活躍のリヴァコヴィッチにあるアドバイスを送っていた。
モドリッチは「選手たちは誰かが背中から支えている、サポートがあると感じることが大切だ。そしてGKの状況は特殊なものとなる。彼らのポジションは孤独だから」という考えのもと、ソファーでリヴァコヴィッチと2人だけで話し込み、次のように語ったのだった。
「お前のことを心配していなかったら、こんなことは言わないよ。ただ代表チームで、お前が一歩を踏み出せていないように感じるんだ。それはプレッシャーがあるからか?」
「お前が自信を持っていなかったら、チームに影響が及んでしまう。だけどさ、ミスなんて誰でもするものじゃないか。ミスをしない人間がいるんだったら言ってみろよ。なんで、お前だけ一つのミスもすることができない? 思うに、お前は恐怖を感じているんだろう。だけど怖がっていたら、すべてがもっと悪くなっていくだけだ」
「お前は素晴らしいGKさ。分かってるだろ?」
モドリッチの言葉を胸に秘めるリヴァコヴィッチは、カタールW杯決勝トーナメント1回戦で日本、準々決勝でブラジルと2戦連続でPK戦に臨み、そのどちらでも好守を連発。クロアチアの準決勝進出の鍵を握った。
