Germany v Portugal - UEFA Nations League 2025 Semi-finalGetty Images Sport

C・ロナウド、ヤマルを語る「落ち着いた環境で成長させてやってくれ」「彼のバロンドール受賞?僕は個人賞をもう信じない」

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、8日のUEFAネーションズリーグ決勝で対戦するスペイン代表のFWラミン・ヤマル(17)について語っている。

今季、その驚異的なプレーと活躍によって、17歳ながら“世界最高の選手の一人”に数えられるようになったヤマル。そうした肩書きでもって長らく活躍してきたC・ロナウドにとっても、素晴らしい才能を持った若手であるようだ。

C・ロナウドはスペイン戦の前日会見で、ヤマルについて次のように語っている。

「あの子が落ち着いた環境で成長できるよう願わせてもらうよ。それがフットボールのためになるんだ」

「彼は素晴らしい活躍を見せているし、クオリティーに事欠くことはない。ただ皆で見守っていく必要がある。僕の子供たちだって彼のことが好きだよ。自分はスペインに大きな愛情を抱えている。ラミンはスペインの素晴らしいチームに在籍し、良い環境でプレーできていると思う」

「C・ロナウド対ヤマルの決勝だって? いつも“クリスティアーノvs誰か”みたいな決勝にされてしまうね。ずっと前からそうだけどさ……。新しい世代がやって来ている。何も問題ないさ。フットボールはチームスポーツなんだ。そういう個人の対決に仕立て上げる気持ちも理解できるけど、それは現実じゃない。“クリスティアーノvs誰か”ではないんだよ」

バロンドールを過去5回受賞したことがあるC・ロナウドは、ヤマルが同賞を獲得するために何かアドバイスができるかを問われ、こう返答している。

「アドバイスがほしい人には直接会って言わせてもらうよ。ただ、今は誰が受賞すべきかという同意が存在しない。『受賞に値すべき』というものがないんだ」

「自分の意見では、チャンピオンズに優勝したり、傑出したプレーを見せた選手が受賞すべきだと思う。チャンピオンズを勝ち取れば3〜4選手に受賞の可能性があるけど、しかしもう同意は存在しないんだよ。僕は個人賞を信じていない。その裏にある働きを、真実を知っているからね」

「でも彼に受賞できるだけの力があることに疑いはない。このまま成長を続けていけば、3、4、5年後には簡単に獲得できるだろう。彼やエンバペ、デンベレ、ヴィティーニャ、スペインの選手たちなどね」

「だけど、僕にとって個人賞はもう取るに足らないことだ。100%の同意というものは存在しないからね」

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