RBライプツィヒは、選手との合意報道から一転し、バレンシアからU-21スペイン代表DFクリスティアン・モスケラを獲得しない決断を下したようだ。ドイツ誌『キッカー』が伝えている。
ライプツィヒは、現在20歳のモスケラとしばらく前に移籍で合意していた模様だ。しかし、バレンシアとの移籍金交渉を控えた段階で、スペインメディアによって3000万ユーロ(約50億円)規模とも報じられていたこの取引から撤退したことが明らかになった。
『キッカー』によれば、1部昇格後クラブ史上初めて来季の欧州コンペティション出場権を逃したライプツィヒは、新たな方針として、移籍金が2000万ユーロを超えるような大型補強を常態化させない意向だという。一方で、なぜ同クラブがすでに欧州大会不出場が決まっていたにもかかわらず、ここまでモスケラとの交渉を進めていたのかについては疑問の声も上がっている。
なお、ライプツィヒには現在、U-21フランス代表DFカステロ・ルケバやU-20フランス代表DFエル・シャダイル・ビチャーブといった将来有望なセンターバックが所属している。DFヴィリ・オルバンやDFルーカス・クロスターマンといったベテランCBの去就が不透明な中、クラブはモスケラよりも安価なセンターバックの補強を検討することになりそうだ。
