現在離脱中の坂元達裕にコヴェントリー指揮官が「信じられない」と驚き…「彼は本当に賢い。時間を賢く使っている」

コヴェントリー・シティのマーク・ロビンズ監督は、離脱中の坂元達裕の様子について語った。

今シーズンからチャンピオンシップのコヴェントリーでプレーする坂元。リーグ戦10試合負けなしを継続するなど好調を維持し、上位に浮上したチームの主力としてプレーする同選手は、ここまで公式戦32試合で7ゴール2アシストを記録する。

しかし、2月末の0-3で敗れたプレストン・ノース・エンド戦で坂元は競り合いの中で背中を強打し、プレー続行不可能となり、病院への搬送を余儀なくされた。幸い大事には至らなかったものの、ロビンズ監督は同選手が今シーズン中に復帰することは不可能であると明かしていた。

1カ月以上にわたって離脱の続く坂元だが、ピッチ外で大きな進展があった模様。ロビンズ監督は12日のプレスカンファレンスで同選手について「今週に彼の姿を見た。彼は今、英語で会話できるようになったから、彼を見たときにきっと満足するだろう」と話し、日本人MFの成長への驚きをあらわにした。

「信じられないことだ。会話の面で彼はかなり良くなっている。彼はとても多くのことを理解しているし、英語でかなりコミュニケーションを取れるようになった。彼は学ぶために時間を使っていたし、我々も彼にそのようにすること、賢く時間を使うように言ってきた。彼は本当に、本当に賢いし、言語の習得はとても難しいが、これほどすぐに上達するのを見るのは素晴らしいことだ。我々だって日本語を話す上で同様に流暢にならなければいけないから、我々全員を赤面させるものだ」

「彼は本当に賢いし、フットボールインテリジェンスがあれば、間違いなくすべての選手にとって有益なことだ。彼は賢く、戦術面や技術面、すべてにおいてよく理解しているし、本当に良い選手だ。彼がいないことは我々にとってのとても大きな損失で、我々が今彼にとともにできることは、新シーズンに向けて準備するために彼をより逞しくすることだ」

最後に、新シーズンに坂元がさらに良いパフォーマンスを見せることができるかと問われたロビンズ監督は「そう思う。選手たちはいつだって成長するし、我々はこの何年間にもわたってそのことを目にしてきた」と期待を寄せるコメントを残した。