20日のラ・リーガ第32節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアスレティック・ビルバオ戦に1-0で勝利した。GKティボ・クルトワは、超絶的なハーフボレーで決勝点を決めたMFフェデ・バルベルデを称賛している。
アスレティックの堅守を崩せずに苦戦したマドリー。後半に攻勢を強め、幾度も決定機を迎えながらもGKウナイ・シモンの好守に阻まれ続けたが、93分にバルベルデが窮地を救った。
ペナルティーエリア内右でボールを受けた背番号8は、トラップ後にバウンドしたボールを、その長い右足を横に振って叩いた。すると、しっかり高度を取った威力抜群のボールが、GKウナイ・シモンの両手の上を越えて枠の左に突き刺さっている。
“チームのスポークスマン”として弁舌を振るうクルトワは、この試合を次のように振り返った。
「アスレティックは木曜に試合をこなしたばかりで、そのためにハイプレスは控えめだったが、質の高い守備を見せていた。スペースがほとんどなく、前半はチャンスをつくるのに苦労を強いられたね。後半、僕たちは調子を上げて決定機を迎えていったが、それでもゴールは決まらなかった。フェデがまた新たなゴラッソを発明するまで待つ必要があったんだ」
バルベルデは練習でもゴラッソを製造し続けているようだ。
「彼のシュートは彼だけにしか打てないような代物だ。本当に、まるっきり意味が分からない、凄まじいボールを蹴るね。昨日の練習でも、外れるんじゃないかと思ったら、急に曲がって枠に入るシュートがあった。僕は彼に言ったよ。『しかし、それどうやってやってるんだよ?』ってね。とてもドライなタッチの、スピードあるキックだ」
「不可能なように見えるけど、彼は毎週ああいったシュートを決めている。だから僕たちは、試合でも『打て、打て』と言っているんだけど、今日、やってくれたね」


