バルセロナは、MFフィリペ・コウチーニョを1月の移籍市場で放出する準備を進めているようだ。スペイン『スポルト』が伝えている。
2018年1月にリヴァプールから総額1億6000万ユーロで加入したコウチーニョ。バルセロナ史上最高額の契約となったが、度重なる負傷によって満足の行く活躍ができず。2019-20シーズンにはバイエルン・ミュンヘンへレンタルされたが、買取オプションは行使されずにレンタルバックとなった。
迎えた今シーズンはケガの影響で出遅れていたが、ロナルド・クーマン前監督の下でラ・リーガ4試合に先発していた。しかしクーマン監督解任後、第12節のアラベス戦(1-1)はベンチスタート。続くチャンピオンズリーグのディナモ・キエフ戦(1-0)はベンチで試合を見守っている。
『スポルト』は「クーマン時代の終焉に苦しむ1人。セルジ・バルフアン暫定指揮官のもとでベンチに戻り、(就任濃厚の)シャビ・エルナンデスが採用するスタイルでは出場機会を得られないため、クラブ内では完全移籍で放出する時が来たと考えられている」と分析。また「本人も1月に退団する考えだが、バルセロナは過去2回の夏の移籍市場で放出しようとしていた」と指摘している。
「バルセロナは彼のプロ意識を称賛しているものの、そのパフォーマンスには満足していない。その証拠に、バルフアンは2度もベンチに置き、週末のセルタ戦も多くの出場機会を与えそうにない。4-3-3ではどう考えても交代要員になるだろうし、高額な給与を考えれば、決定的な解決策を探さなければならない」
なお、コウチーニョには新オーナーの下で積極補強が予想されるニューカッスルが関心をいだいていると報じられていた。『スポルト』は「バルサは放出を望んでおり、いずれにしても買い取りオプション付きのレンタルを受け入れるだろう」と予想した。