2020年トゥーロン国際大会が、新型コロナウイルスによる影響で中止が決定した。
1967年に創設され、若手選手の見本市とされるトゥーロン国際大会。2019年大会では、U-22日本代表が決勝でU-22ブラジル代表に敗れたものの、その快進撃にも注目が集まった。しかし2020年大会は、史上初めて中止が決定している。
主催者は声明の中で「4月、当初6月1日から14日まで予定されていた48回目の大会を延期することを発表し、大会組織委員会は今年の大会を中止にすべきか、今年中に日程を再調整すべきか、時間をかけて検討してきた」と綴り、中止に至った理由を説明した。
「我々は12月にトゥーロン国際大会2020を行うことを目指していたが、前例のない挑戦だった。時間をかけて大会開催に向けて取り組み、同時に大会関係者の健康を守るために新型コロナウイルスに関連する準備を進めてきた。日本やチリ、コートジボワール、コンゴ、ベトナム、インドネシアといった複数の代表チームは12月の開催に合意していた」
「しかし、コロナの感染者数が急増するなどヨーロッパと南フランスの感染状況は再び悪化の一途をたどっている。この状況により、フランス政府は外出制限を設けた。そして今、国際スポーツイベントの開催どころではなくなり、関係者を守るために政府の方針に従わざるを得ない。関係組織と協議した結果、第48回トゥーロン国際大会をキャンセルする難しい決断を下した」
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