アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが悲願のA代表初タイトルに向けてコメントした。アルゼンチン『Clarin』などが伝えている。
アルゼンチンは、6日に行われたコパ・アメリカ2021準決勝でコロンビア代表と対戦。この試合、アルゼンチンは7分にメッシのアシストからラウタロ・マルティネスが決めて先制。しかし、後半に追いつかれると勝負はPK戦へ。それでも、アルゼンチンはGKエミリアーノ・マルティネスがPKを3本止める活躍を披露し、ブラジル代表が待つ決勝に進出した。
メッシは試合後、「僕たちは非常に難しい試合になることを理解していた。(PKは)宝くじのようなものだけど、(マルティネスが)驚異的だった。彼はビーストだ」と守護神を称賛した。
世界最高の個人賞であるバロンドールを歴代最多6度獲得してきたメッシは、これまでバルセロナで数々のタイトルを獲得。だが、代表ではU-23アルゼンチン代表として北京五輪で金メダルを手にしているものの、A代表のタイトルはなし。キャリア初のA代表タイトルにあと一歩と迫り、「僕が代表チームで優勝することを望んでいるのは誰もが知っていること。重要なのは決勝に到達したことだ。これまでいつも最善を尽くしてきた。僕たちは決勝に進出したし、それに値する」と語った。
また、バルセロナで共闘したネイマールを擁するブラジル戦に向けては、「ブラジルはネイとたくさんの優秀な選手がいるタフな相手だ。でも、戦いに向けて非常に興奮しているよ」と相手を警戒しつつ、優勝への意気込みをのぞかせた。
メッシはこれまで、2007年のコパ・アメリカ、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)、2015年のコパ・アメリカ、2016年のコパ・アメリカと4度にわたって主要国際大会の決勝に出場してきたが、すべてファイナルで涙を呑んでいる。5度目の決勝となる今回、史上最高のフットボーラーの一人と評される男は、宿敵ブラジルを破って34歳で悲願を成し遂げることができるだろうか。
