ナポリが来シーズンの次期監督候補に、ポルト指揮官のセルジオ・コンセイソンを検討していると、イタリアメディア『スカイスポーツ』が24日、報じている。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ指揮官のナポリは今シーズン、最終節でヴェローナと1-1で引き分け、ユヴェントスに追い抜かれて5位へ転落。わずか1ポイント差で来シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）出場権を逃した。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はすでに、今シーズン限りで契約切れとなるガットゥーゾとの別れを決断。ヴェローナ戦終了後にツイッター上で感謝の意を綴りつつ、指揮官の退任を示唆した。
ナポリの次期監督候補を巡っては、これまで元ユヴェントス指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ氏や元インテル指揮官のルチアーノ・スパレッティ氏との接触が報じられていたが、クラブがCL出場権を逃した現在、新たにポルトガル人指揮官コンセイソンの招へいの可能性が囁かれている。
かつてラツィオやインテルなどでのプレー経験を持つコンセイソンは、今シーズン限りでポルトとの契約満了を迎える。イタリアメディアは、今後のポルト会長との面会の行方が将来を決定する上でカギになるとの見解を示している。
『コリエレ・デロ・スポルト』も同様に、CLでユヴェントスを敗退に追い込んだポルト指揮官のナポリ監督就任の可能性を報道。「ガットゥーゾの下で5位に終わった失意のチームの再建を象徴する人物になるはずだ」と指摘しつつ、「数日以内に発表される」との見解も示した。またポルトガル紙『Record』の報道を引用し、ポルトFWメフディ・タレミの父親が、「コンセイソンがすでにポルトの選手やスタッフに別れの挨拶をした」と発言したことも紹介している。今後の動向は注目されるところだ。
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