アル・ナスルのフランス代表FWキングスレイ・コマンが今夏の退団について説明した。『レキップ』が伝えている。
コマンは2015年からバイエルンでプレーし、約10年間にわたって主力として活躍。2019-20シーズンにはクラブの3冠制覇にも貢献し、今夏にサウジアラビアのアル・ナスルへ新天地を求めた。
元フランス代表DFビセンテ・リザラズ氏は「スポーツ上の理由でサウジアラビアに行くなんて、誰も私を納得させられない。あそこは成長できるリーグじゃない。彼はヨーロッパの主要リーグ、例えばイングランドでプレーできたはずだ」と非難していたが、コマンは「完全に理解しています、僕自身も驚いた(笑)。移籍市場の初めには、頭の中ではバイエルンでもう1シーズンプレーするつもりだった」と明かしている。
「5日間で移籍が完了した。メリットとデメリットを検討し、それが最善の解決策だと感じた。イングランドやスペインからアプローチがあったが、そういったクラブのほとんどでは、僕はただの選択肢の一つだった。彼らが僕を選んだとしても、それはおそらく他の2人の選手が加入を望まなかったか、僕の金銭的期待が低かったからかもしれない。ヨーロッパの他の場所に行くのは意味がないと思った。家族の状況、財政、スポーツプロジェクトを考慮すると、バイエルンがヨーロッパで最高の条件を提供していたからね」
さらに、バイエルン退団については「追い出されたわけではないが、クラブの財政状況のため、退団にオープンであると伝えられた」と明かしている。
「監督、ファン、理事会の一部の人の愛情を持っていた。しかし全員ではなかった。クラブの一部が僕に去ってほしかったんだ。そしてその部分が僕の心の中で大きなスペースを占めた。しかし、僕は別れを告げるために戻ってくる。なぜなら、そこでほぼ10年を過ごしたからね。バイエルンは僕の心に最も近いクラブだ」




