現地時間18日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズが開幕し、南野拓実の所属するモナコは敵地ヤン・ブレイデルスタディオンでクルブ・ブルッヘと対戦した。
CLでの日本人歴代最多得点者となっている南野は左サイドで先発出場。立ち上がり8分には、バログンのポストプレーを受けた南野が、ダイレクトでDFラインの裏に浮き球パスを送る。これに抜け出したビエレスが飛び出したGKミニョレと接触しPKを獲得するが、このPKをアクリウシェがゴール右に蹴ると、GKミニョレが見事にストップしCKへと逃れた。
ピンチを脱したブルッヘだが、16分にアクシデントが発生。殊勲のミニョレが足を痛めてプレー続行不可となり、自ら交代を志願。ホームサポーターからの拍手に見送られてピッチを後にし、代わりにジャッカースが投入された。
GK交代のアクシデントがあったブルッヘだが、ボール保持で上回り、次々にモナコゴールへと迫る。南野も攻撃より守備で奔走する場面が目立つ展開に。
すると迎えた32分、オニエディカからのクサビのパスをペナルティーエリア手前で受けたヴァナケンが、簡単に前を向いてスルーパス。呼応したトレソルディがゴール左へと流し込み、攻勢のブルッヘが先制に成功する。
さらに39分、左CKをスタンコヴィッチが頭でピタリと合わせるが、GKコーエンが反応。しかし、はじいたボールをエリア内左で拾ったフォルブスが折り返し、最後はオニエディカが押し込んでブルッヘが追加点を挙げた。
ブルッヘの勢いは止まらず、43分には右サイドからのFKのこぼれ球をヴァナケンが右足ボレーで捉えると、ゴール右へと吸い込まれてあっという間に3-0とモナコを突き放した。
後半、3点を追うモナコはバンバとエンリケを下げてケーラーとクリバリを投入。さらに63分にはバログンとビエレスに代えてアンス・ファティとイレニケナを投入して流れを変えようと試みる。
65分には南野のボール奪取からのラストパスをエリア内右に走り込んだアクリウシェが狙うも、GKジャッカースが足でブロックした。
1点の遠いモナコに対し、カウンターを仕掛けるブルッヘは75分、左サイドを抜けたセイの折り返しを、ゴール前で受けたディアコンが冷静な切り返しから左足でゴール左へと蹴り込み4点目。途中出場の2人で試合を決定づけるダメ押しゴールを挙げた。
一矢報いたいモナコだが、82分にペナルティーエリア手前でボールを受けた南野が反転して左足で狙うも、強烈なシュートはわずかにゴール上へ。
アディショナルタイムには右CKをファーサイドの南野がトラップし、落としたボールをA・ファティが左足で豪快に突き刺し1点を返すが、反撃もここまで。ホームで4ゴールを挙げたブルッヘが白星スタートを切った。
敵地で完敗を喫したモナコは、10月のリーグフェーズ第2節でマンチェスター・シティをホームに迎える。
■試合結果
クルブ・ブルッヘ 4-1 モナコ
■得点者
クルブ・ブルッヘ:トレソルディ(32分)、オニエディカ(39分)、ヴァナケン(43分)、ディアコン(75分)
モナコ:A・ファティ(90+2分)
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