ユヴェントスに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが17日、クラブのスポンサーであるRandstadが企画したウェビナーにおいて、元バレーボールイタリア代表指揮官マウロ・ベルート氏のインタビューを受けて語った。
キエーザは、元イタリア代表FWエンリコ・キエーザ氏を父に持つ逸材。昨年10月、下部組織から所属していたフィオレンティーナを退団し、ユヴェントスへと念願のステップアップを果たすと、今シーズンのセリエAでこれまでに29試合に出場7ゴールを挙げるなどチームに貢献してきた。
2世選手として、エリート街道を歩んできたかに見えるキエーザ。しかしユーヴェFWは、フィオレンティーナの下部組織時代の苦悩を明かしている。
「下部組織における僕のキャリアはやや上り坂だった。13歳の時、つらい思いをした経験がある。チームメートたちがフィジカルや技術面において、毎週のように成長していく中で、僕は追いついていくのが大変だった。あまりにもしんどくて、やめようと思ったくらいだ。しかし僕自身の決意が固かったのと、両親や監督の支えで人間として成長し、日々の練習を、自分自身への挑戦の場として試合のように見ることができるようになったんだ」
続いてキエーザは、“才能”について持論を展開。自身が恵まれていたと振り返った。
「才能はみんなが持っているものだが、多くの人は自分の才能を発見するために多くの人生を費やし、まだ発見できていない人もいると思う。僕は幸運だったよ。小さい頃からボールを手に取るのではなく、蹴とばしていて、自分の才能に気づいたからね。しかし自らの運命を上手く切り開いていく必要もあると思う」
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