なぜチェルシーは積極的な補強を敢行し続けられるのか。その理由をイギリス『スカイスポーツ』が説明している。
2022年夏にトッド・ベーリー氏を中心としたコンソーシアムが買収したチェルシー。すると、最初の移籍市場となった2022年夏から積極的な補強を展開し、その後もほぼすべての移籍市場で巨額の資金を市場に投じてきた。
さらに今夏、FIFAクラブワールドカップ(CWC)2025に出場しているチェルシーは、大会前にリアム・デラップら3選手を獲得し、大会後にはパルメイラスのエステヴァン・ウィリアンの加入も決定。さらに、ドルトムントのジェイミー・バイノー=ギッテンスやブライトンのジョアン・ペドロの獲得にも近づいている。
大型補強を続けざまに行っているチェルシーはなぜファイナンシャル・フェア・プレーを順守しながらこれだけの補強ができるのか。『スカイスポーツ』のチーフリポーターであるカヴェ・ソルヘコル氏がその理由を説明した。
「彼らは1億ポンド程度を生み出せるチャンピオンズリーグ出場権獲得とクラブワールドカップ出場により収益を増やした。準々決勝進出までにすでに4000万ポンドを獲得し、優勝すれば1億ポンドを超える額になる。彼らはより多くの資金を得たから、移籍により多くの資金を費やすことができる」
「過去にはPSR(プロフィット・アンド・サステイナビリティ・ルールズ)を順守するために女子チームや複数のホテルを売却しなければならなかったが、彼らがそのような問題を抱えることはない。彼らは移籍市場で高額な資金を費やし、選手を売却すればさらに多くの選手を獲得するチャンスができる。彼らにはセンターバックを獲得するチャンスがあり、ゴールキーパーの状況にはクエスチョンマークが付いたままだ」


