チェルシーは、今夏の移籍市場閉幕まで最大10選手を放出する可能性があるようだ。
近年大型補強を続けてきたチェルシー。今夏もすでに8人の新加入選手と契約しており、補強に1億1500万ポンド(約216億円)を投じたことが伝えられている。さらに先日には、5400万ポンド(約101億円)の移籍金を提示し、ウォルヴァーハンプトンとFWペドロ・ネトの移籍で合意に至ったとも報じられている。
イギリス『テレグラフ』によると、チェルシーは2022年のオーナー変更以来、選手獲得に12億ユーロ(約1920億円)を費やしており、これは同期間で他クラブの2倍以上の金額となっているようだ。契約した選手は40人にも及んでいるという。しかし、現在のトップチームの選手数も40人に到達しているため、今夏の移籍市場で人員整理を進める考えのようだ。
同メディアは、チェルシーが移籍市場閉幕までに最大9選手を放出する可能性があると指摘。下部組織出身でもあるDFトレヴォ・チャロバーについては、トレーニング参加を禁じて放出を進めているとも。また、アルマンド・ブロヤも退団が決定的な模様。さらに、レンタルから復帰したロメル・ルカクとGKケパ・アリサバラガ、ダヴィド・ダトロ・フォファナ、チェザーレ・カサデイ、GKジョルジェ・ペトロヴィッチも放出候補であるとのこと。その他、今季加入したばかりのFWマルク・ギウに加え、カーニー・チュクエメカとレスリー・ウゴチュクはレンタル移籍に出すことを検討していると伝えられた。
なお『テレグラフ』は、チェルシーの優先事項は選手放出にあるとしつつ、新選手の獲得に動いているとも伝えている。現在サムエル・オモロディオン(アトレティコ・マドリー)の獲得が迫っている中で、ヴィクター・オシムヘン(ナポリ)への関心は継続、さらにラヒーム・スターリングやノニ・マドゥエケらが移籍した場合に備えて複数選手をリストアップしているようだ。
チームの整理に動く中で、2人のスポーツダイレクターは1日16時間働いているとも伝えられるチェルシー。今後の動向に注目が集まっている。


