Reece James Son Heung-min Chelsea vs Tottenham Premier League 2020-21Getty Images

強力攻撃陣にゴール生まれず…好調同士のロンドンダービーはスコアレスドロー

現地時間29日、イングランド・プレミアリーグは第10節ではチェルシーとトッテナムによるビッグロンドンダービーがスタンフォード・ブリッジで行われた。

前節、マンチェスター・シティを破りリーグ4連勝を飾ったトッテナムに対し、ホームのチェルシーもリーグ3連勝中で、公式戦ではリーグ杯4回戦でのトッテナム戦を最後に10試合負けがない。

好調同士の上位対決ということもあり、立ち上がりから拮抗した展開が続く。最初のチャンスはトッテナムが作り、9分にベルフワインがドリブルでエリア内に持ち込んでのシュートはゴール上へと外れる。

以下に続く

一方のチェルシーも11分、高い位置でボールを奪いカウンター。マウントのパスに抜け出したヴェルナーがエリア内左からネットを揺らすも、オフサイドによりノーゴールとなった。

ボールを保持してゴール前を崩そうとするチェルシーに対し、トッテナムはモウリーニョ監督のチームらしく自陣にブロックを形成して迎え撃ち、奪ってからの素早いカウンターでチェルシーゴールを脅かす。

互いに無得点のまま迎えた後半、チェルシーが徐々にサイドからのクロスでトッテナムゴールを脅かす機会が増えていく。トッテナムは得意のカウンターを発動したいものの、チェルシーはボールを失ってからの攻撃から守備への切り替えが速く、ソン・フンミンやケインが思うようにスペースでボールを受けることができない。

65分、先にベンチが動いたのはトッテナム。守備での奔走が目立ったエンドンベレが下がり、ロ・チェルソを投入する。チェルシーも74分にヴェルナーを下げてプリシッチを投入して膠着状況の打開を試みる。

79分にはエイブラハムが足を痛めてジルーと交代。ボール保持で上回りながらも決め手を欠くチェルシーが2枚目のカードを切ると、81分には中央でボールを受けたマウントがドリブルで切り込み、そのまま右足を振り抜く。抑えの利いた強烈なシュートがゴール右隅を捉えるが、ここはGKロリスが指先で触ってゴール右へとわずかに外れる。

83分にジヤシュを下げてハヴェルツを投入したチェルシーは攻勢に試合を進めるものの、トッテナムのゴール前が非常に堅固で最後のところで崩しきれない。

守勢の続くトッテナムは89分にベルフワインを下げてベン・デイヴィス、アディショナルタイムにはルーカス・モウラを投入。終了間際には不用意なバックヘッドをジルーが狙うも、これは力なくGKロリスがキャッチ。トッテナムも高い位置でルーカスがボールを奪って決定機を迎えるが、ロ・チェルソのシュートは大きく枠を外れる。好調同士のビッグロンドンダービーは、互いに決め手を欠き勝ち点1を分け合う結果に終わった。

■試合結果
チェルシー 0-0 トッテナム

プレミアリーグ|最新ニュース、順位表、試合日程

▶2020-21 プレミアリーグ DAZN完全独占!1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】

広告