チェルシーは、トッド・ベーリー氏の共同事業体によるクラブ買収が完了したことを発表した。
2003年からチェルシーのオーナーを務めてきたロマン・アブラモヴィッチ氏は、2月末に始まったロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、イギリス政府などから制裁を受ける中、3月にクラブを売却する意向であることを表明。数々の企業や個人からの興味が報じられる中、5月にベーリー氏を中心とした共同事業体と取引することで合意していた。
その後、プレミアリーグの承認などに時間を要したが、先日に発表されていたように30日にベーリー氏の共同事業体による買収が完了。なお、クラブ買収額25億ポンド(約4000億円)、10年間にわたるクラブへの投資額17億5000万ポンド(約2800億円)と、総投資額は42億5000万ポンド(約6800億円)に上る。
チェルシーは30日、声明の中で「ロマン・アブラモヴィッチは、トッド・ベーリーとクリアレイク・キャピタル率いる投資グループへのチェルシー・フットボールクラブと関係企業の売却を完了した」と発表。さらに、250以上の買収に関する問い合わせがあったことや、12の正式な入札から最終的に3つに絞り、ベーリー氏のコンソーシアムへの売却を決めた選定のプロセスなどを説明した。
続けて、入札した個人、企業への感謝を伝え、男女チーム、クラブパートナー、サポーターグループ、この取引を支援したプレミアリーグやイングランドサッカー協会、欧州サッカー連盟などへの感謝を述べた後、元オーナーアブラモヴィッチ氏へ「最高で、記憶に残り続ける19年間に感謝する」と綴った。
なお、売却額となる25億ポンドの資金は、アブラモヴィッチ氏の懐には入らず、人道支援事業団体へと寄付されることになる。


