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移籍実現せずでファーストチームから隔離…チェルシーの30歳FWに何が起きた?60億円分の給与が問題に

元イングランド代表FWラヒーム・スターリングは、チェルシーで厳しい状況に立たされているようだ。

2022年夏にチェルシーへと加入し、公式戦81試合に出場してきたスターリング。しかし昨季は構想外となり、アーセナルへとレンタルで加入した。それでも結果を残すことができず、レンタル期間満了に伴いチェルシーへと復帰。去就に注目が集まっていたが、欧州5大リーグの移籍市場閉幕までに新天地は決まらなかった。

そんな30歳FWの状況について、イギリス『BBC』が分析。スターリングはチェルシーと週給32万5000ポンドの契約を2年残しており、この契約に残る約3000万ポンド(約60億円)分の給与が大きな障害になっているようだ。

スターリングは現在、アクセル・ディサシとダヴィド・ダトロ・フォファナと共に“ボム・スカッド(構想外選手)”とされており、ファーストチーム施設の使用は制限された状況にある模様。チェルシーと契約解除に至らない限り、少なくとも1月まではプレーできないようだ。そして、チェルシー側は3000万ポンドの契約解除金を支払うつもりがなく、スターリング側も安易に契約解除する選択を与えたくないと伝えられている。

また移籍市場において、チェルシーやスターリングも移籍のために取り組んでいたようだが、本人がロンドン近郊にとどまることを希望したため、レヴァークーゼンやユヴェントスとの交渉が進まなかったとのこと。フラム、クリスタル・パレス、ウェストハムといったロンドン近郊のクラブも問い合わせを行ったようだが、こちらも実現しなかったという。クラブ側は、家族と離れたくない選手側の意向を理解しているようだ。

なお『BBC』は、スターリング自身は解決策が見つかるまで「プロフェッショナルとして練習に取り組み続ける」意向であることを伝えている。今後の動向に注目だ。

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