プロサッカー選手協会(PFA)は、チェルシーの戦力外選手の扱いについて納得しているようだ。
近年は移籍市場の度に選手が大幅に入れ替わるチェルシー。今夏も積極的に選手を獲得しつつ多くの選手を放出したが、ラヒーム・スターリングとアクセル・ディサシは移籍市場最終日となっても新天地が決まらず。両選手は残留することになったが、“ボムスカッド(戦力外選手)”としてファーストチームから隔離されての練習を余儀なくされている。
練習施設の使用制限や異なる練習時間の設定など、両選手の扱いは現地でも大きな注目を集めていた。そして先日にはPFAがチェルシーと協議し、FIFAが定めるルールに抵触しないよう、適切なレベルでトレーニングが行える環境を提供することを求めたと伝えられていた。
『GIVEMESPORT』のベン・ジェイコブス記者によると、今回の接触はPFAの最高責任者であるマヘタ・モランゴ氏が、スターリングが午後8時以降に練習中の写真をSNSに投稿したことを受けて直接介入したことによるもの。しかし協議の中で、スターリングらが通常の労働時間帯と異なる夜のトレーニングだけに限定されているわけではないことを確認。建設的な協議を行い、両選手のトレーニング環境には満足しているようだ。
またチェルシー側は、両選手が1月や来夏に移籍する可能性を最大限高めるため、ファーストチームとは隔離した状態ではあるものの、個人トレーニングをサポートする考えであるとのこと。PFAは現状の対応に満足しているが、引き続き状況を注視していく模様。またFIFAの規定が確実に遵守されることを望んでおり、両選手に最適な環境が与えられるように今後も支援していくと伝えられている。


