チェルシーは、FWジェイドン・サンチョの獲得のためにFWラヒーム・スターリングらのトレードを提案する可能性があるようだ。
今夏の移籍市場でもジョアン・フェリックスやペドロ・ネト、キアナン・デューズバリー=ホールなど10選手との契約を完了させたチェルシー。トップチームのメンバーは40名を超えたことが大きな話題となる中、さらにアタッカーの補強に向けて複数選手をリストアップしていることが伝えられていた。
そして、サンチョが新たなターゲットになっているようだ。移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、チェルシーは構想外であることを指揮官が明言したスターリングやベン・チルウェルの譲渡を提案しつつ、マンチェスター・ユナイテッドとの交渉を進めたい考えであるとのこと。一方で、ユヴェントスも選手側との交渉を続けている状況であると伝えられている。
さらにイギリス『テレグラフ』も、チェルシー側はサンチョの獲得に向けてスターリングの譲渡を計画しており、マンチェスター・U側が「トレードに関心を持つことを期待している」と報道。しかし、チェルシー側は近年導入するスリムな給与体系を維持すべく、サンチョが大幅な減給を受け入れる、もしくはレンタル移籍の形でマンチェスター・U側が一部給与を負担することを望んでいるとも。また、マンチェスター・U側はチェルシーの関心を理解しているものの、スターリングと契約する意思があるかどうかは定かではなく、給与面に関してはサンチョと同じ状況であるようだ。そのため同メディアは、「2つのビッグクラブが絡むこの取引は、完了させるのが非常に難しい」と予想している。
なお『テレグラフ』は、チェルシーがアタッカーの補強を模索している状況だが、様々な選択肢を検討しており、サンチョはその1人であると指摘。また、FWヴィクター・オシムヘンのレンタル移籍を狙いナポリ側と交渉を再開したことも伝えている。移籍市場閉幕が迫る中、チェルシーの動きに注目だ。




