チェルシーは、タミー・エイブラハムへのローマからのオファーを受け入れるようだ。『Goal』の取材で明らかになった。
今夏の移籍市場で去就に注目の集まるエイブラハム。フランク・ランパード前監督時代には主力の1人としてプレーした同選手だが、トーマス・トゥヘル監督の下では出番を大きく減らし、新シーズンを前に新天地を求める可能性が高まっている。
そんな23歳のイングランド代表FWに対しては、アーセナルなどのプレミアリーグ勢が興味を示す中、ローマが獲得に向けて積極的な動きに出ていることが判明。そして、セリエAのクラブは移籍金4000万ユーロ（約52億円）のオファーを提示し、チェルシーがこれを受け入れることがわかった。
なお、この取引には買戻し条項が付帯しており、将来的にチェルシーがエイブラハムと一定の金額で再契約できるオプションが組み込まれている。トゥヘル監督から重宝されていない同選手だが、将来の指揮官がホームグロウンのストライカーを必要とした場合に、再契約の可能性が残されている。
しかし、現段階でクラブ間合意には限りなく近づいているが、エイブラハム本人はジョゼ・モウリーニョ監督との話し合いを続けるものの、依然として移籍には合意していないこともわかっている。
また、ローマ主将エディン・ジェコは、ロメル・ルカクのチェルシー行きが近づくインテル移籍が決定的に。ローマのジェネラルマネージャーを務めるチアゴ・ピント氏は、こちらの移籍に関しても早急に完了を目指しているようだ。