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120分間に及ぶ死闘はPK戦で決着…リヴァプールがチェルシー破り10年ぶりリーグ杯戴冠!南野拓実は出番なし

現地時間27日、カラバオカップ(イングランド・リーグカップ)は決勝戦が行われ、南野拓実の所属するリヴァプールはウェンブリー・スタジアムでチェルシーと対戦した。

シイェシュが負傷、ルカク、ヴェルナー、ジョルジーニョがベンチスタートのチェルシーは、1トップのハヴァーツをマウントとプリシッチがサポート。一方、南野がベンチスタートとなったリヴァプールはGKにケレハー、中盤にはアップ中に負傷したチアゴに代わってケイタが起用され、前線ではルイス・ディアスがサラー、マネと並んだ。

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先発メンバーの急な変更があったリヴァプールに対し、チェルシーが立ち上がりのペースを握る。6分、コヴァチッチのヒールパスを受けたハヴァーツが左サイドからカットインしてエリア内右に展開。受けたアスピリクエタのダイレクトでの折り返しをゴール前のプリシッチが合わせるも、至近距離からのシュートはGKケレハーがブロックした。

リヴァプールの決定機は30分、左サイドから崩し、マネの落としを受けたナビ・ケイタがダイレクトでシュート。枠を捉えた強烈なシュートはGKメンディが横っ飛びではじき、こぼれ球をマネが押し込むも、再びメンディが触ってゴール上へと外れる。

前半終了間際にはチェルシーに決定機。プリシッチがドリブルで運び、エリア内右で受けたハヴァーツがゴール前にラストパス。走り込んだマウントがフリーで右足ボレーを放つが、これはゴール右へとわずかに外れた。

拮抗した展開のまま迎えた後半も立ち上がりはチェルシーペースで試合が進む。49分、プリシッチの浮き球パスに抜け出したマウントが決定機を迎えるも、シュートは右のポストを叩いて外れる。

リヴァプールの反撃は64分、GKメンディのクリアを拾ってカウンター。スルーパスに抜け出したサラーがループ気味にゴール右を狙うが、戻ったリュディガーがギリギリのところでボールをクリアーした。

67分、リヴァプールはペナルティーエリア手前からFKのチャンス。アレクサンダー=アーノルドのキックをファーサイドのマネが頭で折り返し、最後はマティプが頭で押し込む。リヴァプールが均衡を破ったかに思われたが、VARの結果、ファン・ダイクのファールがあったとしてゴールは取り消された。

リース・ジェイムズ、ルカク、ヴェルナーを投入したチェルシーに対し、リヴァプールもエリオット、ミルナー、ジョタを投入。無得点のまま延長に入り、リヴァプールはさらにオリギを投入して勝負に出る。

チェルシーも延長後半からはコヴァチッチに代わってジョルジーニョが投入され、互いに総力戦の様相を呈する。110分にはエリア内左で受けたハヴァーツのシュートがGKケレハーを破るが、これはわずかにオフサイドによりノーゴールとなった。

迎えた119分、チェルシーはPK戦を見越してメンディを下げてケパを投入。そのまま互いにゴールは奪えず、勝負はPK戦へと委ねられた。

リヴァプールの先攻で行われたPKは、互いにフィールドプレーヤー10人ずつ成功させ、いよいよGK同士が蹴ることに。ケレハーが成功させたリヴァプールに対し、チェルシーはケパがゴール上へと外してついに決着。リヴァプールが11-10でPK戦を制し、10年ぶりにリーグカップを戴冠した。

■試合結果

チェルシー 0(10PK11)0 リヴァプール

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