FA女子スーパーリーグのチェルシーとリヴァプールの一戦がピッチ凍結のために開始直後に中止された。
22日に行われたFA女子スーパーリーグ第12節でチェルシーとリヴァプールが対戦。ウォームアップの段階からピッチの凍結は明らかだったが、今冬の移籍市場でリヴァプールに加入した長野風花が初先発を飾ったこの試合は予定通りにキックオフを迎える。
しかし、複数の選手がピッチ上で足を滑らしたりと、プレーへの支障が見られる中、レフェリーは開始6分で試合を止める。その後、ゲームオフィシャルと両チームの指揮官の協議の結果、“選手の安全面”を考慮した末に試合中止が決定した。
試合後、チェルシーのエマ・ヘイズ監督は試合を続けるべきだったかの問いに「絶対に続けるべきではない! 最初からピッチはアイスリンクのようだった。この段階まで行ったことにイライラするけど、試合をするかしないかの判断はFAとオフィシャル次第。私たちは試合を真剣に捉えていて、送風機を準備できたけど、それだけでは不十分だった」と不満を語った。
また、リヴァプールのマット・ベアード監督は「ピッチが凍っているかどうかを確認するために6分や7分間プレーしなければならない理由がわからない。今朝も凍っていて、ウォームアップ中も凍っていた。5時に起きてここに来てくれたファンにただ申し訳なく思う。我々はこの状況でのプレーに不満があると言ったが、レフェリーは大丈夫だと言っていた。試合実施を決めた人間は、選手たちを危険に晒した」と非難した。


