チェルシーがドルトムントのジェイミー・ギッテンスの獲得に向けて動きを見せている。
チェルシーやマンチェスター・シティの下部組織を経て2020年にドルトムントに加入したギッテンス。ジェイドン・サンチョと同じ道を歩むことを選択した同選手は、その後17歳でファーストチームデビューを飾ると、一気にブレイク。デビューから3シーズン余りで公式戦106試合で17得点14アシストを記録し、昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝の舞台にも立った。
今シーズンに至っては、公式戦48試合で12得点5アシストを記録して主に左ウイングでチームを牽引。すると、この活躍を受け、今夏の移籍市場で古巣チェルシーからの関心が届いている。
イギリス『BBC』によると、チェルシーはギッテンスと条件面についての交渉を実施しており、7年契約を提示した模様。2月からドルトムントを指揮するニコ・コヴァチ監督のシステムに合わず、序列を下げた同選手自身もスタンフォード・ブリッジのクラブに帰還することに前向きなようだ。
ただし、チェルシーとドルトムントのクラブ間交渉はなかなか進展がない模様。ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ドルトムントは3500万ユーロ(約58億円)のオファーを拒否しており、チェルシーは今後ボーナスを含めた金額を見直したオファーを提示すると予想されている。
現時点で、チェルシーはギッテンスの獲得に対しての焦りはなく、取引成立はドルトムントの一員としてプレーする14日に開幕するクラブワールドカップ終了後になる可能性もあると伝えられている。




