プレミアリーグは17日に開幕節が行われ、チェルシーとクリスタル・パレスが対戦した。
昨季カンファレンスリーグとクラブワールドカップ制したチェルシー。そして17日、「世界王者」として臨む新シーズンの初戦を本拠地スタンフォード・ブリッジで迎えた。注目の新加入であるジョアン・ペドロやギッテンス、さらに下部組織出身の19歳DFアチャンポンらが先発に入っている。一方、昨季FAカップを制し、先日にはリヴァプールとのコミュニティ・シールドも制したパレスでは、鎌田大地がケガのためベンチ外に。去就が話題のエゼはスタメンに名を連ねている。
序盤から激しい攻防が続く中、両チームとも早い時間にセットプレーでチャンスを作る。すると13分、パレスがネットを揺らす。ゴール手前でFKを獲得すると、エゼが強烈な一撃を突き刺した。しかし、VARレビューの結果ゴールは認められなかった。
ゴールが認められなかったパレスだが、19分にも鋭い攻撃から中央を突破してマテタに決定機。一方で判定に救われた形となったチェルシーは、何度かゴールに近づくも決定的なシュートまで持ち込めない。30分にはセットプレーの流れからボックス内でチャロバーがビッグチャンスを迎えたものの、シュートは枠の上へ。一進一退の攻防が続いたものの、前半はスコアレスで折り返す。
後半もチェルシーがボールを握り、パレスが鋭い守備からの速攻を目指す展開に。拮抗した時間が続く中、チェルシーは54分に選手交代。ギッテンスに代えて期待の18歳ブラジル代表FWエステバンを投入した。57分には、そのエステバンが右サイドを突破してチャンスを作っている。
その後はチェルシーが相手ボックス付近まで押し込むも、パレスが跳ね返し続ける時間が続く。ゴールが欲しいチェルシーは73分、ジョアン・ペドロに代えてこちらも新加入のデラップをピッチに送り出した。79分にはさらに2選手を交代し、勝負に出る。
終盤も両チーム死力を尽くして前に出るが、なかなか決定機を作れない。パレスは82分、速攻からエゼが強烈なシュート。83分にはそのエゼを下げてデベニーを投入してゴールを目指すが、やはり1点が遠い。試合はこのまま終了。スコアレスドローに終わった。




