明治安田J1リーグは24日に第18節が行われ、セレッソ大阪とアビスパ福岡が対戦した。
前節リーグ戦の連勝が「3」でストップした11位・C大阪と、7試合勝利なし(3分け4敗)と苦しい状況が続く13位・福岡。勝ち点22で並ぶ両チームがヨドコウ桜スタジアムで対戦した。
互いに21日のルヴァンカップでプレーオフラウンド進出を決めた直後の一戦、序盤はC大阪がボールを握りながら相手陣内でチャンスを伺う展開に。16分、右サイドを突破した奥田勇斗のクロスにラファエル・ハットンが頭で合わせる。22分にもスペースに飛び出したラファエル・ハットンが決定機を迎えるが、安藤智哉の懸命の守備でシュートまで持ち込めず。さらに25分、奥田勇斗のシュートがGK村上昌謙を襲った。一方の福岡も30分、敵陣でのボール奪取から紺野和也に決定機が訪れたが、GK福井光輝が弾き出している。
その後もC大阪が決定機を作るが、39分のルーカス・フェルナンデスのビッグチャンスはGK村上昌謙のファインセーブに阻まれる。前半は両チームチャンスを作ったものの、GKの好守もあってスコアレスで折り返す。
後半序盤もC大阪が主導権を握り、ボックス付近に侵入してチャンスを作っていくが、福岡の守備を崩しきれない時間が続く。対する福岡も70分付近からは相手陣内深い位置を取るシーンも作り、79分には橋本悠の直接FKがバーに直撃。しかし互いにネットを揺らすことはできず、拮抗した展開が続く。
C大阪は83分、相手陣内でパスをカットしたラファエル・ハットンがGKと一対一を迎えたが、飛び出したGK村上昌謙に阻まれ絶好のチャンスを逃す。それでも84分、ホームチームがついに試合を動かした。相手陣内でのパスカットから速攻を発動し、最後は途中出場の柴山昌也が冷静にシュートを突き刺した。
失点を許した福岡だったが、すぐさま反撃。90分、右サイドの湯澤聖人の正確なクロスからウェリントンがヘッドを叩き込んだ。しかしVARオンリーレビューの結果、オフサイドがあったとしてゴールは取り消しに。判定に救われたC大阪は終了間際にラファエル・ハットンがダメ押し弾を奪い、2-0で福岡を下している。
この結果、C大阪は2試合ぶりの勝利を取り戻し、勝ち点を25まで伸ばすことに成功。一方の福岡は、これで8試合勝利なし(3分け5敗)となっている。
