ベルギー1部のサークル・ブルッヘのエースストライカー、トーゴ代表FWケヴィン・デンキーは来年1月のメジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティ入りに近づいているようだ。現地メディア『Het Laatste Nieuws』などが報じている。
現在23歳のデンキーは2014年にフランスのニームの下部組織へ加入し、17-18シーズンに同クラブでプロデビュー。その後21年1月にサークルへ加入し、日本代表FW上田綺世(現フェイエノールト)と2トップを組んだ。22-23シーズンはリーグ戦11ゴール、そして23-24シーズンは27ゴールと大きくブレイクを果たし、今季もこれまで公式戦23試合の出場で11ゴールをマークしている。
欧州内でステップアップの可能性も報じられていたデンキーだが、報道によれば、新天地は元日本代表FW久保裕也も所属するMLSのシンシナティの模様。本人は先日メディカルチェックのために渡米し、クラブ間も移籍金1660万ユーロ(約27億2000万円)+10%の移籍条項で交渉がまとまっているという。
取り引きがこのまま成立すれば、デンキーはリーグ史上最高額移籍金でのMLS入りが実現。これまでの最高額はアトランタが19年にゴンサロ・マルティネス、22年にティアゴ・アルマダ獲得のためにそれぞれ支払った1600万ドルだと伝えられている。
なお、23年夏に上田の売却で得たとされるボーナス込みで1200万ユーロに上る移籍金がクラブレコードだったサークルだが、デンキーの売却でその記録が大きく塗り替えられることになる。


