セルティックは、ニコラス・キューンの獲得を発表した。
RBライプツィヒやアヤックス、バイエルン・ミュンヘンと名門のユースやセカンドチームで過ごしてきたキューン。U-20ドイツ代表としてもプレーした現在24歳の同選手は、2022年にラピッド・ウィーンに加入し、今シーズンはチームの主力として公式戦22試合で3ゴール7アシストを記録している。
そんなキューンに対して関心を寄せていたのがセルティック。アジアカップ2023の影響で前田大然やマルコ・ティリオのウィングが離脱する中、即戦力として両ウィングでプレーできる万能性を兼ね備えた同選手を今冬の移籍市場での最初の新戦力として獲得に近づくと伝えられてきた。
そして16日、セルティックはラピッド・ウィーンからキューンの獲得を発表。両者は2029年までの5年半契約を結んでいる。また、キューンはスコティッシュ・プレミアシップ王者で10番のユニフォームを着用することも決まった。なお、移籍金は350万ユーロ(約5億6000万円)に上ると伝えられている。
セルティックに加入したキューンは「ついにここに加入することができて最高の気分だ。セルティックはビッグクラブの1つで、ここに居られて本当にうれしい。この最高のクラブのために活躍するという高いモチベーションがある。リーグやカップ戦での挑戦が待っているから、すぐにでも動き出したい。これからのことをとても楽しみにしている」と歓喜。
また、ブレンダン・ロジャーズ監督は「彼が最高レベルのクオリティとチームにフィットするための特徴を有したダイナミックな選手であると信じている。彼には我々が探していた特徴があり、チャンスを作ったり、得点するためのスピードとアイディア、能力があり、エネルギーや労働倫理を持った選手だ。彼は万能性をチームにもたらせるし、コーチ陣も彼と仕事をすることを楽しみにしている」と期待を寄せた。




