セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は、調子を落とす前田大然について語った。
2022年冬にセルティックに加入して以降、主力として活躍する前田。特に昨シーズンは、移籍した古橋亨梧に代わる得点源として活躍し、公式戦33得点を挙げてスコティッシュ・プレミアシップ優勝などに貢献した。
この活躍を受け、今夏の移籍市場では前田に対して複数のクラブからの関心が届く。しかし、選手本人が明かしたように、クラブが代役を見つけられなかったために移籍は実現せず、同選手はセルティックに残留した。しかし、ここまで公式戦わずか2得点のみで、先日の1-1で終わったヨーロッパリーグリーグフェーズ第1節のツルヴェナ・ズヴェズダ戦では、ハーフタイムでベンチに下げられていた。
試合後に前田を45分で下げた理由について「彼はベストの状態ではなく、それに遠く及ばなかった」と語ったロジャーズ監督は、27日のハイバーニアン戦を前にしたプレスカンファレンスで「彼はこのクラブのためにすべてを捧げてきた男だ。それでも、時には全力を出したくても、それを少しばかり妨げる潜在的な意識があるものだ」と話し、自身の考えを続けた。
「このような状況の選手たちにいつも言っているように、“不公平だ”というようなメンタリティにとらわれないことがとても重要で、仮にそのような考えにとらわれると、とても危険な状況に陥り、そこから抜け出すことは簡単ではない。だから、前を見て、チームメイトや家族、サポーターのためにプレーしなければならないし、それから自信を取り戻し、いつもの自分に戻り始めるものだ」
「しかし、彼はこのクラブにとって素晴らしい選手であり、これからの数週間で彼が以前に見せていたような状態に戻ることを確信している。私が来てからの数年間で、彼はとてもセンセーショナルだったから、彼はその状態に戻れるだろう。これはオン・オフのスイッチではない。このスポーツは感情であり、これは選手たちにとって簡単なことではない」
「選手には調子を落とす時期がある。それに、ダイゼンの場合、ハードワークやインテンシティの高さから、特にそれが目立つと思う。しかし、彼がそのレベルを取り戻すと私は信じているし、彼は最高の人間であり、フィールド上ですべてを出し切る選手だ。確かに足首にも問題があった。それでも、彼は今後も全力を出し続けるはずだ」


