ミランに所属するMFサムエル・カスティジェホは、移籍期限間際に日本代表DF吉田麻也が所属するサンプドリアへの移籍が迫ったものの、オファーを拒否した。イタリアメディア『スカイスポーツ』が31日、伝えている。
ミランは今冬の移籍市場において、ツルヴェナ・ズヴェズダから18歳のFWマルコ・ラゼティッチを獲得した一方、DFアンドレア・コンティ(サンプドリア)やFWピエトロ・ペッレグリ(トリノ)、GKアレッサンドロ・プリッツァーリ(レッチェ)を放出。続いて移籍市場最終日に、カスティジェホの売却へと臨んだ。
スペイン人MFは当初、バレンシアへの移籍が囁かれたが、FWグレゴワール・デフレル獲得を断念し、新たなターゲットを模索していたサンプドリアが移籍先に急浮上。ミランとサンプドリアは、今シーズン終了までの期限付きの条件でクラブ間合意に至った。しかしカスティジェホは、かつて指導を受けた元ミラン指揮官のマルコ・ジャンパオロが率いるジェノヴァのクラブへの移籍を拒否。サンプドリア側は直接、選手に対して説得を試みたが、移籍の実現には至らなかった。
ミランはこのほか、最終日にリールに所属する24歳のMFレナト・サンチェスの獲得を検討。リール側は2500万ユーロ(約32億円)+ボーナスの条件を提示したが、選手が要求する年俸が高額で折り合いがつかず、交渉はとん挫した。一方、プリマヴェーラでは、将来を見据えた補強として、コーク・シティから16歳のアイルランド人DFカハル・ヘファーマンを獲得した。
