レアル・マドリーは6日にコパ・デル・レイ決勝オサスナ戦に臨み、2-1の勝利で9年ぶり通算20回目の優勝を果たした。DFダニ・カルバハルは試合後、自チームの勝因が両ペナルティーエリアで決定的なプレーを見せたことと説いている。
開始2分にFWロドリゴが先制点を決めたマドリーは、58分にMFルーカス・トロのミドルシュートで一時同点に追いつかれながらも、70分にもう一度ロドリゴにネットを揺らして勝ち越した。その中でカルバハルは、FWアブデ・エザルズリが無人のゴールに向けて放ったシュートを弾くなど、守備面で大きな貢献を見せている。
試合後、スペイン『TVE』とのインタビューに応じたベテランDFは、この優勝について次のような感想を述べた。
「難しい戦いだったね。オサスナは手強かったが、それでも僕たちは二つのペナルティーエリアでガツンとしたプレーを見せられた。マドリーには経験豊富な選手たちが多くいる。だから決勝という舞台で、どうプレーすべきかを分かっているんだよ」
カルバハルはその一方で、超絶技巧のドリブルからロドリゴの2ゴールを導いたFWヴィニシウス・ジュニオールについても言及。ブラジル人FWの選手としての能力を称賛しつつも、相手選手の厳しいファウルや挑発に過剰に反応してしまう部分は改めるべきとの見解を示した。
「彼はジェット機だよ（笑）。90分間スプリントを、ドリブル突破を止めないんだ」
「でも、彼には直さなきゃいけな部分もある。挑発はかわすべきだし、プレーすることに専念した方が良い。プレーに集中するヴィニは、まさに最高の選手なんだからね」