イタリア人指揮官ファビオ・カペッロ氏にとって、バルセロナFWラミン・ヤマルとFWリオネル・メッシの間には、決定的な差が存在しているようだ。
バルセロナの下部組織出身で、若くしてトップチームで鮮烈な印象を残していることから、メッシと比較されることが多いヤマル。だがカペッロ氏にとって、ヤマルはメッシの領域に到達する選手ではないようだ。
ミラン、ユヴェントス、レアル・マドリー、イングランド代表などを率いてきたフットボール史を代表する名将の一人は、自身がプレゼンターを務めるローレウス世界スポーツ賞直前のトークイベントで、次のように語っている。
「ヤマルは素晴らしいことを成し遂げている若者だ。バルセロナでプレーし始めた際には、ニュー・メッシと呼ばれたね。しかし、それはノーだよ。彼はそのレベルに達していない」
「ヤマルはもちろん並外れた選手だ。スペクタクルで、トッププレーヤーと称することができる。しかしメッシの天才性は備えているわけではないんだ」


