カナダサッカー協会は、女子チーム主将クリスティン・シンクレアが2023年で代表から引退することを発表した。
2000年の16歳のときにアルガルヴェカップでカナダ女子チームでデビューを飾ったシンクレアは、その後代表チームに定着して24年間にわたってプレー。2021年の東京オリンピック金メダルをはじめとしたタイトルを勝ち取った。
また、シンクレアは代表試合において元アメリカ女子代表のクリスティン・リリー氏に次ぐ世界2位となる327キャップを記録し、190ゴールをマーク。この得点記録は127ゴールのクリスティアーノ・ロナウドや106ゴールのリオネル・メッシをも上回る男女における史上最多ゴール数となる。
ベブ・プリーストマン監督はシンクレアについて「クリスティンはこの国や世界において本当にわずかな選手しかできないことをやった。彼女はすべてのカナダ人から愛され、この国のすべての瞬間において大切な存在だった。クリスティンと働けたことは幸運であり、光栄だった。彼女は成し遂げてきたこと、その成し遂げ方において史上最高の選手だ」と語った。
なお、カナダチームはシンクレアの代表引退を前に11月と12月に送別試合を行う予定だ。
現在40歳のシンクレアはポートランド・ソーンズでプレーを続けており、同チームはナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグのプレーオフにも出場する。また、同選手は今シーズン終了後もクラブでプレーを続ける予定のようだ。
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