バイエルン・ミュンヘンは、DFBポカール準々決勝でフライブルクに1-2と逆転負けを喫した。就任2戦目で早くも黒星をつけられたトーマス・トゥヘル新監督は、システムの問題ではないと見るようだ。
ブンデスリーガ前節で古巣のボルシア・ドルトムントを4-2で下し、バイエルン指揮官として好スタートを切ったトゥヘル監督。中2日で迎えたフライブルク戦は、19分にセットプレーからのDFダヨ・ウパメカノのゴールで先制する。しかし、27分にはMFニクラス・ヘーフラーにミドルを決められると、後半アディショナルタイムにPKを献上し、逆転負けを喫した。堂安律もフル出場したこの一戦だが、バイエルンは公式戦で初めてフライブルクとのホームマッチを落としている。
試合後、ドイツ『ARD』のインタビューに応じたトゥヘル監督は、心境を問われ「苛立っているかって? なぜ苛立たなければいけない? 落胆しているが、苛立ってはいない」と返答。「ミドルシュート2本で2失点を許した感覚だ。それ以外(相手の)チャンスと呼べるチャンスは記憶にない」と語り、次のように分析した。
「良い場面はあったし、すごく良い時間帯もあった。だが、それを維持し、本当に自分たちのペースとなるための勢いをキープできなかった。ラストパス、判断力、それらが課題だろう。スルーパスの精度ももちろんそうだ。相手が引いて守ると、なかなか難しくなる。それでも良い瞬間をいくつか迎え、一対一にも入れていた。数的有利な状況をつくったり、早いコンビネーションでそういったプレーを生み出した。だが、それを維持できなかったんだ」
「(2失点目の場面では)不要なファウルを犯し、立て続けに空中戦に競り負け、エリア前へのボールを許した上、腕を上げながらシュートに飛び込んでしまっている。なのでもちろん、自分たちの責任だ。でも、だからと言ってより楽になることはない。我々は非常に失望している。もちろん私は勝利を目指していたし、勝てる試合だったと思う。そしてもちろん、私の責任だ。一緒に負け、一緒に勝つものだ。一緒に負けることは大事だし、辛くても相手を祝福しなければいけない」
一方、同監督はその後出席した記者会見では「消化するまで一夜はかかるだろう」と認めつつ、「早まった結論を出し、システムに疑問符を投げ掛けるべきではない」とアプローチは間違っていなかったともコメント。「ドルトムント戦よりか上手くできていた部分もあった」と指摘すると、「中盤でのビルドアップのミスがより少なかったと思うので、敗因をシステムのせいにすることはない」と強調していた。
トゥヘル監督は、アルフォンソ・デイビスに代えてジョアン・カンセロを左サイドバックに置くほかメンバーを変えず、ジョシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカが中盤に入る4-2-3-1を再び採用した。8日には今度はブンデスリーガ第27節のアウェーマッチでフライブルクと再戦するバイエルンだが、トゥヘル監督がどのような修正を加えるのかに注目したいところだ。




