Satoshi Tanaka Hiroshima 2025(C)Getty Images

独2部デュッセルドルフ入りの田中聡、“同姓の存在”を意識しつつ「自分自身の足跡を残したい」

日本代表MF田中聡は、新天地に決まったブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフの公式ウェブサイトで、意気込みを語った。

現在23歳の田中は30日、サンフレッチェ広島からデュッセルドルフへ完全移籍することが正式に決定。日独ハーフのMFアペルカンプ真大が所属するチームと、2030年までの契約を締結したことが発表された。

湘南ベルマーレのユースから2021年にトップチームへ昇格した田中は、2022-23シーズンにベルギーのコルトレイクへの期限付き移籍を経験。今年1月に広島へ移籍すると、公式戦47試合に出場し、富士フイルム・スーパーカップやJリーグカップ制覇に貢献した。

今回が2度目の海外挑戦となる田中は、公式ウェブサイトで「ヨーロッパに戻ってきて、フォルトゥナでキャリアの次のステップを踏み出せることをとても嬉しく思います」とコメント。また、2024年夏まで同クラブでプレーしていた日本代表MF田中碧(現リーズ・ユナイテッド)にも触れつつ、次のように意気込みを語った。

「ここでは自分の名字がよく知られていることは承知していますが、僕はここで自分自身の足跡を残したいと思っています。この街とクラブについては良い話しか聞いていませんし、この大きなスタジアムでファンの前でプレーできることをとても楽しみにしています」

また、今月14日に強化責任者に就任したばかりのスヴェン・ミスリンタート氏は、「田中聡は対人の強さに加え、高い技術とボール保持力を兼ね備えたミッドフィールダーで、日本ですでにその実力を安定して示してきた選手だ」と歓迎し、次のように期待を寄せた。

「彼が今夏に日本代表へ初招集されたのも決して偶然ではない。我々は、聡がすぐにチームのプレーに新たな要素をもたらしてくれると確信しているし、さらに大きな成長の可能性も秘めている」

なお、デュッセルドルフは現在ブンデスリーガ2部で16位に位置。来月16日に行われる第18節で、アルミニア・ビーレフェルトをホームに迎える予定となっている。

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