Shinta Appelkamp Düsseldorf 04072024(C)Getty Images

アペルカンプ真大の芸術アシストに現地メディア絶賛!「なんとなく触れただけのように見えたが…」

ドイツ『ビルト』は、ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフの日独ハーフMFアペルカンプ真大を称賛している。

シーズンの後半戦に入り、筋肉系の問題で離脱を繰り返していたアペルカンプ。それでも、10試合ぶりのスタメン復帰となった3月30日の第27節カイザースラウテルン戦で逆転ゴールを挙げて勝利に貢献すると、続く第28節ブラウンシュワイク戦では先制ゴールをアシスト。さらにエースのクリストス・ツォリスが決めたPK獲得につながるプレーにも絡み、2-0での勝利の立役者となった。

そんなアペルカンプのパフォーマンスに対して、ドイツ『ビルト』は「ついにマジック・フォームを取り戻した」と表現。特にブラウンシュワイク戦の42分に、相手ゴール正面で左からのクロスを巧みなヒールタッチで浮かせ、フェリックス・クラウスの先制ゴールを演出した場面に注目を絶賛。「一見なんとなくボールに触れただけのように見えたが、スローモーションで見ると、芸術的な動きでクラウスにボールを届けたことがわかる」と伝え、そのプレーを「傑作」と評した。

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またアペルカンプ自身は、同メディアでそのアシスト場面について「フェリックスがそこにいるという感覚がありました。それで感覚でボールをパスしたけど、彼がフリーになっていたのはよかった」を振り返っている。

現在デュッセルドルフでは、急性虫垂炎で手術をした田中碧は復帰時期が未定に。そんな中、アペルカンプは終盤戦に向けて「これからが正念場なので、失敗は許されません。このプレッシャーに対応するのはメンタル的に難しいですが、ブラウンシュワイク戦ではそれを難なくできたと思います」と強調。「これからはどの試合も、ファイナルを戦うつもりで臨まなければいけません」と昇格争いの終盤に向けて意気込んだ。

デュッセルドルフは28節消化時点で勝ち点49を積み上げ、3位に位置。自動昇格圏内の2位ホルシュタイン・キールとの勝ち点差は「6」となっている。13日に行われる次節では、アウェイで14位のウェーエン・ヴィースバーデンと対戦するが、アペルカンプが昇格争いの立役者になれるか注目だ。

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