Ao Tanaka Dusseldorf 03152024(C)Getty Images

田中碧、今夏の去就として考えられるシナリオは?デュッセルドルフ残留の可能性も

ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフは、1部昇格した場合に日本代表MF田中碧との契約延長を望むようだ。ドイツ紙『ビルト』が報じた。

リーグ戦8試合負けなしで現在4連勝中のデュッセルドルフは、28節消化時点で1部・2部入れ替えプレーオフに回る3位に位置。クラブは5シーズンぶりの1部復帰の可能性に備え、来季に向けたチーム作りにも取り掛かっているという。そんな中、現在は急性虫垂炎で手術を受け離脱中だが、出場した直近5試合で2ゴール2アシストを記録するなど、後半戦から絶対的な存在感を示している田中の去就が大きな注目を浴びている。

『ビルト』によると、田中がデュッセルドルフと結んでいる契約は2025年まで。以前からボルシア・メンヒェングラットバッハやシュトゥットガルト、フライブルクなどブンデスリーガ1部のクラブからの関心が伝えられてきたが、デュッセルドルフの昇格が決まった場合、同選手は契約延長を希望するとのこと。またクラブ幹部は、新契約のためには大幅な年俸アップが必要となることも覚悟しているという。

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一方で昇格を逃す、あるいは契約延長交渉がまとまらなかった場合、今夏に田中を売却することは決定的であるとも。クラブは同選手が来夏にフリーで移籍することを避けるため、ある程度の移籍金が発生する今夏の移籍を受け入れることが予想されている。

なお、現在勝ち点49のデュッセルドルフだが、自動昇格圏の2位につけるホルシュタイン・キールとの勝ち点差は「6」で、4位ハンブルガーSVとの勝ち点差は「1」。3位を維持したとしても来季の所属リーグが決まらない限り、選手側と本格的な交渉に入るのは難しいかもしれない。

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