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Kento-Shiogai(C)GettyImages

【現地発】慣れない左サイドでの死闘。塩貝健人が攻撃で輝くために必要な強度の壁「何回も走り込めるように」

 2試合連続のスタメン起用。しかし、用意された舞台は本来の主戦場である最前線ではなく、不慣れな左サイドだった。

 ブンデスリーガ第22節のRBライプツィヒ戦。ヴォルフスブルクの塩貝健人は、60分に退くまでピッチに全てを出し切った。両足を襲った痙攣が、その激闘を物語っていた。

「足を攣ってしまって…。でも、守備の時間が長かった中で、相手のいい選手(ヤン・ディオマンデ)を封じ込めたというところは、いいところかなと思います」

 対峙したのは、ライプツィヒの誇る強力なウインガーであるヤン・ディオマンデだった。ダニエル・バウアー監督から託されたのは、まずは守備で穴を開けないこと。不慣れなポジションながら鋭い寄せで相手の自由を奪い、対人という点ではまずまずのパフォーマンスを見せた。

 だが、前節のドルトムント戦同様に、守備で走り抜いた代償として、本来の武器である爆発力は影を潜めた。

「守備で疲れて、もう前に行けないみたいなシーンもあった。やっぱり点に絡みたい。そのためには何回も走り込めるように体力つけていくことが必要かなと。本来の自分のアジリティの半分以下も出せていない」

 オランダからドイツへ。新たな舞台で突きつけられたのは、圧倒的なインテンシティの差だ。さらに追い打ちをかけるように、自身と交代して左ウイングに入った選手がゴールという最高の結果を出した。「危機感もある」。その言葉に、偽らざる本音が滲む。

 それでも、20歳の野心家は、この洗礼を真っ向から受け止めている。「使ってもらえるだけありがたい」と謙虚に現状を認めつつ、視線はすでに次なるターゲットへ向かっている。

「公式戦で結果を一つ残せれば、まただいぶ変わってくると思う。与えられたところで結果を残したい」

 ストライカーとして勝負したい。その渇望を抑え込み、今は泥臭く、サイドで体力を削りながらチャンスを待つ。ブンデスの強度に体が馴染んだその時、塩貝の本来の力がピッチに反映されてくるはずだ。

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