ウニオン・ベルリンは4月30日、横浜F・マリノスからレンタル中のMF遠藤渓太の完全移籍移行を発表。クラブのオリヴァー・ルーネルトGM(ゼネラルマネジャー)がその決断を説明した。
昨夏に買い取りオプション付きの1年レンタルで横浜F・マリノスから加入した遠藤。シーズン序盤や前半戦には筋肉系の負傷も影響し、なかなか出場機会を得られず。しかし、直近の8戦のうち5試合に出場し、ドルトムント戦やバイエルン戦などにはスタート。これまで公式戦15試合(1ゴール)に出場している。
そして、来季に向けて補強を進める中、クラブはそんな遠藤の買い取りを決断。ルーネルトGMはクラブの公式ウェブサイトを通じて、「ケイタはシーズンの序盤にケガによる離脱を強いられながら、またこのパンデミックという難しい状況の中で、どれほどのクオリティを持ち込めるかをすでに見せてくれている」と評価を口に。「ケイタは向上心が高い上、決意が固く、才能にあふれている。今後も彼が成長し続けるため、そして我々の力になるため、時間を与えるつもりだ」と期待を込めながら続けている。
なお声明では遠藤自身のコメントも紹介。「言葉の壁があるにもかかわらず、ここではものすごく温かく迎えられました。最初の1日から居心地良く、今後もこのチームの一員であることに大きな喜びを感じます。個人的には今までの試合でたくさんの経験を集めることができ、来シーズンもチームメイトたちとともにブンデスリーガでプレーできることを嬉しく思います」と語っていた。
