12日にレヴァークーゼンに完敗したウニオン・ベルリンがブンデスリーガ最下位に転落した。
ウルス・フィッシャー監督が2018年夏に就任してから上昇の一途を辿っていたウニオン。スイス人指揮官の下の初シーズンでクラブ史上初のブンデスリーガ1部昇格に成功し、18-19シーズンは中位に終えてから3シーズン連続で欧州コンペティションの出場権を獲得するなど快進撃が続いていた。
しかし、初めてチャンピオンズリーグに出場する今季は4部相手のDFBポカール1回戦とリーグ戦2試合こそ勝利して第2節時点で首位に浮上するも、そこから悪夢の公式戦12連敗へ。今月8日に行われたCL第4節でナポリ相手にもぎ取った1ポイントで2カ月半ぶりの勝ち点を獲得したものの、その後の首位レヴァークーゼンとのアウェー戦を0-4で落とし、リーグ戦9連敗でついに最下位に陥落している。
ドイツ紙『ビルト』は「闘争心を見せた」ナポリ戦とほぼ同じスタメンで臨んだレヴァークーゼン戦のウニオンは「すべてを欠いていた」と酷評。「0-1の前、アレックス・クラールはあまりにも簡単にボールを失っている。0-2と0-3はコーナーから、0-4は自分たちのFKからのカウンターから生まれた」と伝えている。今季負けなしの絶好調相手とはいえ、負け方がよくなかったと見られるようだ。
それでも、ウニオン幹部はフィッシャー監督への信頼は揺るがない模様。『ビルト』が伝えたところ、スイス人指揮官は試合後、「(クラブからの)信頼は認識している。幹部はそれを明言してくれた。だが、それは私の仕事を保証するものではない。状況は常に新しく評価されるだろう」と語った。
クラブはインターナショナルウィークの間、すべての公開練習やメディアインタビューをキャンセルし、テストマッチも行わないとのこと。フィッシャー監督は「プロセスに取り組み、コンパクトさ、安定感を加えたい」と明かし、「残留を争うのなら、ボディランゲージやメンタリティが大事だ。ファイトしなければならない」ことを強調している。
一方、同紙は長年主将を務めるオーストリア人DFクリストファー・トリメルのコメントも紹介。「うちにはこのような状況を知るプレーヤーがほとんどいない。どのように抜け出すかといった経験こそあれば、内部で何かが変わるものだ。でも僕たちは座り込んで、まるで途方に暮れているようだ」と危機感を示しつつ、「みんな同じことを望み、たくさん話している。ただ勝ち点が必要だ。チームも残留争いにいることは理解したと思うよ」と続けた。
なお、『ビルト』によれば、リーグ戦9連敗を喫したブンデスリーガチームが残留したケースは前例がないという。




