シュトゥットガルトのスヴェン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)は、日本代表MF遠藤航こそキャプテンにふさわしい存在だと強調している。
遠藤は東京五輪に出場したためチームへの合流が遅れていたが、帯同直後の14日に行われたブンデスリーガ開幕節グロイター・フュルト戦にフル出場。シュトゥットガルトの新キャプテンはこの試合の30分、相手ペナルティーエリア内で味方からのパスを受け、飛び出したGKの上を浮かす冷静なシュートを沈めた。その先制弾を皮切りに、シュトゥットガルトはホームで5-1の大勝を収めている。
そんな遠藤について、ミスリンタートSDはドイツ誌『キッカー』で「ボディーガード、サムライ、ボス……。我々は彼に様々なニックネームをつけているが、そのすべてが当てはまる。彼はキャプテンマークを巻いていなかったころからも重要なキャプテンだった」と、その重要性を強調。さらに、ペレグリーノ・マタラッツォ監督に正式に新キャプテンに指名されたことについては「彼がキャプテンを任されたのはほぼ必然的なこと。プレーヤー全員からの最大級の支持がある」と続けた。
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シュトゥットガルトでは、キャプテンはチームメイトの投票により選ばれるシステムではなく、監督が指名する形で決定。ミスリンタートSDは、遠藤は投票でもキャプテンに選ばれるほど同僚からの信頼が厚いことを示唆していた。