シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督は来季からRBライプツィヒを率いることになるかもしれない。ドイツ誌『キッカー』が報じている。
現在42歳のヘーネス氏は2023年4月にシュトゥットガルトの新監督に就任。ここ10年間降格を2度経験し、残留争いを強いられ続けていたクラブだが、昨季は同監督の下で攻撃的なサッカーで2位フィニッシュと躍進。バイエルン・ミュンヘンやレヴァークーゼン、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなどがヘーネス監督の招へいに動く可能性が報じられていた。
一方で、昨夏に主将だったDFワルデマー・アントンやDF伊藤洋輝、エースFWセルー・ギラシら複数の主力メンバーを失ったシュトゥットガルトは今季いまいち波に乗れず。現在7位につけ、来季チャンピオンズリーグ出場権を得られる4位との差は3ポイントとさほど開いていないものの、直近のリーグ戦5試合でわずか1勝と結果がついてこない状況が続いている。
そんな中、『キッカー』は現在6位のRBライプツィヒはマルコ・ローゼ監督の後任として2014年から3年間下部組織でコーチを務めた経歴を持つヘーネス監督に強い関心を持っていると報道。また、シュトゥットガルトと結んでいる2027年までの契約に4月末まで800万ユーロ(約12億6000万円)で行使可能の解除条項が盛り込まれているとする同誌だが、CL出場を望むヘーネス監督の去就はこの2チームの残りシーズンの行方次第と見るようだ。
28日にバイエルン戦、来月にはレヴァークーゼン戦やフランクフルト戦と上位チームとの試合を控えるシュトゥットガルト。クラブとしてはこのタイミングでの指揮官の去就騒動はなんとしても避けたいところだ。




