シュトゥットガルトに所属する日本代表DF伊藤洋輝は、ドイツ誌『キッカー』のサイドバックランキングで4位に選ばれた。
『キッカー』は、夏と冬と毎年2度ブンデスリーガでプレーする選手たちのポジション別ランキングを公開している。同誌の採点に各番記者の評価を加味した形での順位付けを行い、さらにランクインした選手たちに「世界級」、「国際級」、「全国級」という評価もつけている。
そんな中、今冬のランキングで「世界級」に輝いたのはバイエルン・ミュンヘンのハリー・ケイン(センターFW部門1位)やリロイ・サネ(ウィング部門1位)のほか、レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツ(攻撃的MF部門1位)やアレハンドロ・グリマルド、ジェレミー・フリンポン(SB部門1位・2位)。現在2位のバイエルンの攻撃陣をけん引のアタッカーたち、首位を走るレヴァークーゼンで中心的な存在の逸材MFや“超攻撃型”の両SBがとりわけ高い評価を受ける格好となった。
そして、現在3位と好調のシュトゥットガルトで左SBでの起用が続く伊藤は、SB部門でRBライプツィヒのベンヤミン・ヘンリッヒスに次ぐ4位にランクイン。昨季まで主に3バックの左でプレーしていたが、ボルナ・ソサの移籍後は左SB活躍している日本代表だが、「国際級」の評価に。同誌は「11月末に筋肉系の負傷を負うまで、この24歳はすべてのリーグ戦に出場。イトウは高精度のダイアゴナルパスが印象的だった。一つだけ注文するのならば、ゴールを脅かすプレーがもう少しあっても良いというところ。なぜなら、これも近代的なサイドバックに求められる要素であるからだ」と、昨夏以降のパフォーマンスを寸評している。
なお、伊藤以外のブンデスリーガでプレーする日本人選手は、それぞれのランキングには選出されていない。