シュトゥットガルトの原口元気は、今冬にブンデスリーガ2部マクデブルクからのオファーを断っていたようだ。ドイツ紙『ビルト』がその理由を伝えている。
昨年1月の移籍市場で、ウニオン・ベルリンから1年半契約でシュトゥットガルトに加入した原口。新天地ではすぐさま定位置を掴むも、昨年4月にセバスティアン・ヘーネス監督が就任してからは出場機会に恵まれず。今季はわずか21分の出場に留まっている。
そんな状況から、1月の移籍市場では複数のブンデスリーガ2部クラブからの関心が報じられた原口。しかしドイツのマーケット閉幕に伴い、少なくとも今冬のドイツ国内移籍の可能性が消滅した。
そして『ビルト』は、原口の獲得に動いたクラブが伊藤達哉も所属する2部マクデブルクだったと指摘。具体的な動きを見せていたが、交渉はまとまらなかったようだ。同メディアは、破談の理由の1つとして給与面を指摘。マクデブルクのオファーは、現在シュトゥットガルトで受け取る年俸の約半分となる50万ユーロ(約8000万円)だったという。またもう一つの理由は、原口夫人が現在妊娠後期に入っているからだという。大事な時期だけに、新しい環境に身を置きたくなかったと伝えられている。
なお、シュトゥットガルトのファビアン・ヴォールゲムートSD(スポーツディレクター)は先日、原口の去就について「いくつかの移籍ウィンドウはまだ開いている」とまだ移籍の可能性があることを示唆しており、今後去就に動きがあるかもしれない。


