日本代表MF藤田譲瑠チマらが所属するザンクト・パウリは12日、18歳の誕生日を迎えたMFニック・シュミットとプロ契約を締結したと発表した。
ドイツ・キール生まれの日独ハーフのシュミットは、2015年にクラブの下部組織へ加入。2023年夏にU-17チーム、昨年にはU-19チームに昇格し、今回正式にトップチーム入りを果たした。
昨シーズンからはレギオナルリーガ・ノルト(ドイツ4部リーグ相当)のセカンドチームにも出場していたが、今季に入って初めてトップチームの公式戦メンバーに招集。DFBポカール1回戦のノルデルシュテット戦と、ブンデスリーガ第2節のハンブルガーSVとのダービーマッチでベンチ入りしている。
クラブのアンドレアス・ボルネマンSD(スポーツディレクター)は公式ウェブサイトを通じて「ニックはすでにトップチームのメンバーであり、トレーニングにも参加している。基本的に彼は良い道を進んでおり、さらなる成長に向けて非常に前向きな姿勢を見せている」とコメントした。
なお、ドイツ『Transfermarkt.de』は、昨年には日本のU-18代表、今年2月にはU-20代表の試合にも出場したシュミットを、現在トップチームに昇格したクラブ生え抜きの2人のうちの1人として紹介。もう1人は、今年1月にプロ契約を結んだ同じく18歳のドイツ人MFマルヴィン・シュミッツだ。



